人は変われる前に進める。必要なのは意思だけ。哀を受け入れ一身独立しはじめよう。

Before, After

京都から上京して四年半。精神面と技能面で変化の大きい期間だった。あらゆる人とのあらゆる想い出があった東京。ひとつでも欠けたらいまのわたしには成っていない。改めて、あらゆる形で関わってくださったすべての人々に感謝を伝えたい。わたしがいまできることでかつしていきたいことは、体験したことを伝えることでEmpower every person to achieve moreなので、笑えないレベルにどうしようもないクズだったわたしも数年かけてそれなりに変われた話を用いて、よくご相談を受けることを書いてみようと思う。

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(1/26にFacebookへ投稿した内容に、最近カメラを始めた友人MaoによるCompany Retreat in Cabo San Lucas, Mexicoの写真を添えて。応援したい気持ちを込めて)

人は変われるのか?自分が変われば周りも変わる。

結論、人は変われる。生まれも育ちも関係ない。必要なのは内外に溢れる課題に気付ける視点を生む好奇心と、変わりたいという強い意思のみ。意思があれば行動は伴う。わたしという極一般的な材料で自己実験し続けた結果をもってお話できればと。

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上京前のわたしは一身独立から程遠い人間だった。

当時の自分をクズもしくはリアルクズと呼んでいる。卑下でも謙虚さからくるものでもない。
 
志を持たず/学問に勤しむこともなく/自分のことすらも顧みず/だから自分の好きなことすらも知らず/知ることの重要性にも気付かず/よって好きなことに努めて励むこともなく/日本人として生まれたことの恩恵や五体満足のありがたみを感じることもなく/心の自立を他者に求め/他者から与えてもらうこと守ってもらうことを至極当然と勘違いし/承認要求を他者で満たし/他者から感謝されることだけに楽しみを覚え/とはいえ物事の大小優先順位などを考える重要性も知らないがため感謝貢献の大小を気にも留めず/また考える力もなく/言われたことをやるだけの消極思考で/自己防衛本能により自己過信が芽生え勘違いゆえの刺々しさをもち/あざとく/こんな性質がゆえに自分を愛することもできず自分を否定しコンプレックスだらけで/でも愛を注ぐこと注がれること元気さと笑顔にだけは長けた/総じて視点が低く器も小さい人間だった。

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では、いまはどうだろうか?ようやく0地点に立てた。

いまのわたしを知る人からの言葉をお借りしよう。

 

志は高く(行動も伴うべし)/学びを好み/常日頃から自分について考え/ゆえに自分の好きを知り/自分の好きに極端なまでに忠実に生き/自分と異なる環境文化で育った人の歴史的背景含め学び理解しようと寄り添い/寂しいという感情が皆無なほどに他者に依存しなくなり/他者から何かをもらいたいという思考やあざとさは消え去り/自分を守るだけでなく周りを守り癒したいと考え/他者に与えることを喜びとし/なぜ?を考えることを最大の趣味とし/常に課題発見解決に目を向け/相手視点で必要たるものを積極的に提供し/コンプレックスもなくなり他者からの目を気にせず自分を心から愛し/変わらず愛を注ぐこと注がれること元気さと笑顔に長けた/国力増加や文明発展に貢献する上でbestな人間とは口が裂けても言えないが悪い人間ではなくなった。

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なぜ変われたか?

人、出来事含め、いくつか大きなきっかけがある。具体的な話は希望があれば書くとして変われた理由には共通点がある。自分に諦めず「哀」から逃げず乗り越える、この一点に尽きる。そのお話をしたい。

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意思、意思、意思。変わりたいと思う強い意思に尽きる。

簡潔にまとめると、哀を哀(辛さを辛さ、改善すべきを改善すべき)と認識し、なかったことにしたくなるようなトラウマや現実から目を背けず、自分を厳しく戒め続け、その上で自分の傷までをも愛せるようになるまで向きあった日々が、いまのわたしの笑顔やその裏側にある思考の変化を生んだ。あとは、好奇心に身を任せ自己実験という名の努力を繰り返し続けた結果だろう。ごく僅かの数%の人間を除けば、人間という生き物の能力差は大きくないはずだ。諦めないで、自分という甘い密を振りほどく強い意思だけ。熊本愛華という極一般的な材料で実験し続ける中で体感している。

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哀をどうやって受け入れどうやって乗り越えたのか?

すべての哀に、哀を与えてくれた人にありがとう、と嘘偽りなく想いながら向き合った。愛のある喜ばしい体験は心を鮮やかに美しく彩り、痛みを伴う体験は心をしなやかに強くする材料となる。喜怒哀楽の中で、哀を感じる瞬間を一番大切にするようになった。人間の器は、深淵たる闇を越えれば越えるほどに大きくなり、その分自分以外の他者に手を差し伸べることができるからだ。深い悲しみを知っている人だけが他者の深い悲しみを理解できる。

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受け入れることでようやく前には進めた。

笑顔の絶えない明るさを持ち合わせている反面、心の内にある負の感情も溢れ、大人になっても全然受け止められていなかった。たとえば。自殺願望が芽生えたほど苦しんだ中学時代のいじめや社会人になり自分の至らなさから発生した数々の失敗など、長らく受け止められずにいた苦い体験も。自己発信する中で見知らぬ人から受けた(激励や感謝はそれ以上にあったものの)大量の誹謗中傷やそれに伴い一か月間笑い方を忘れるほど気が滅入り、一年経ってようやく快復した鬱も。数ヶ月間だけではあるが海外滞在で井の中の蛙が認識した深淵に臨むが如し状況も。これらすべてを引き起こす根源になっているにもかかわらずそれに気付きもしなかった自分の視点の低さ(無知さ/思考の弱さ/他者を思いやる力のなさ/現状把握能力のなさ/自分事化できなさ)も。受け入れることでようやく前には進めた。与えてくれたすべての人にありがとう。

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その後、大きな思考の変化もあった。

個人的にはこの変化がとても興味深い。自分のため(だけ)に何かをしたい、という気持ちがなくなったのだ。わたし自身がどうなりたいか?は心底どうでもいい。世の中の文明の発展に(後世に社会に)どれだけ貢献したか?どうすればその貢献が(生きている間に)最大化できるか?その道具としての熊本愛華という人間をまずは活用できる道具にするためにどう磨くか?が(わたしにとって)重要となったのだ。ゆえに(どうなりたいか?ではなく)どうなる必要があるか?を考えた上で、道具を磨きながら活用(行動)すべく一分一秒努力を惜しまず前進していくに尽きる。その上で、既に好きや興味がある方向だと道具になりやすい(わたしの性格だとなおさら)からその方向で選ぶだけだ。はよ選べ(笑)

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良識も悪態も伝播する。

あらゆる言動は知らず知らずのうちに伝播する。良し悪しの判断のまだつかない子が親の背中を見て育つ中で、良し悪しの両方を吸収するように。よって好ましくない思考の元で生ずる好ましくない行動はそれだけで社会悪となる。誰しも言動に責任をもたなければならない。これまでの自分の言動の至らなさにより民度を下げた可能性があることを詫びたい。一生物、一人間、一国民、一地球人として恥を知れと。ただ詫びるだけでは詫びたふりであって何の意味もない。悪を撒いた以上に善を広げることで報いなければならない。ゆえに今後は一身独立がいかに大切かを説いていきたい。

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前に進みたいと想ってる(けど最初の一歩が踏み出せない)人の後押しになれば幸い。

なぜ書いたか?あらゆる相談を受けることが多い。精神的課題や仕事(社内/就活/転職)、人間関係、ビジネス、恋愛など、一緒に乗り越えてきた人の数は数十人にのぼる。BlogやFacebookを通じて頻繁にいただく「はじめまして、元気をもらいました!」と連絡をくれる面識のない方から、第二の我が家となっているStarbucksで働いている大学生の友達、大学時代からの友達、一回り上の年齢の方まで。

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ひとりで抱え込まなくていい。ひとつひとつ共に歩もう。

みんな自分で自分の殻を破って前に進んでいる。これまで自信がないためにできないと思い込んで進めなかっただけで、みんな変われるのだ。中には、「愛華さんの真似してSan Francisco行きを決めました!」と面識のない中会いに来てくれた人が数人いたり、名古屋から東京へ引越を決めた友人がいたり、出産後異国の地という慣れない環境で何かを諦めかけていたもののいまではあらゆる国へ飛んで元の輝きを取り戻した友人がいたり、面識がない中相談をくれて想いに共感したのでビジネスアイディアを一緒に深めた結果日々どんどん歩んでいる起業家が数人いたり、脱コンプレックスで海外行きを決めた友人がいたり、家族と溝があったけどようやくお互いを理解しようと努められるようになった友人がいたり、「おかげさまでいまとっても楽しくて、仕事以外にこんなこともはじめられました!いつか直接お会いできるのを楽しみにしています!」と連絡をくれる、就職や転職が望み通り叶ったまだ直接顔を見ぬたくさんの人がいたり。みんな素敵だなって心底想う。

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わたしが普段やっていることと言えば、唯一の特技である「相手の抱えている無意識下にある本質的な課題を見つける術」をもって相手に最初に問いかけ、その後は共に向き合い歩んできただけだ。一身独立し己の力で輝きはじめた人は強い。自分を想い、他者を想い、自国や他国、世界をも想い、自分の死後に活躍する後世をも想いはじめ、多くの人に手を貸そうといまできることから行動しはじめるだろう。彼ら彼女らの素敵な笑顔や言動が伝播し、その周りにいる人たちの後押しになれば嬉しいことこの上ない。

まずはcomfort zoneから飛び出そう、未知の世界が広がる大海を体感しにいこう。

いまどこで何をしてるのか。uncomfort zoneを味わい尽くすべくBostonに戻り、学問と向き合っている。微力ながら愛する彼へ笑顔を届けてお力添えをしつつ。今回は、日本で会える日を待ってくれている第二の我が家Starbucks中目黒山手通り店のみんなをはじめ、これからも一緒に高め合っていきたい愛する友を想って筆を執る。Love you, cuties♡

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※Tokyo/Japan: 「愛と笑顔と想いがあふれる空間」

ことの始まり。あれ、comfort zoneだ。抜け出したい。

四ヶ月間の世界一周後、一ヶ月弱帰国したタイミングでそう感じた。居心地の良い京都と東京の街、愛しい家族や友達がいる。言葉も通じる。どこに行ってもわからないことも困ることもない。懐かしいcomfort zoneだった。あ、でも、いま必要なのはここじゃない。あの愛おしくも厳しい環境にいますぐ飛んでいきたい。

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※Kyoto/Japan: 「日本を愛せる喜び」年始に過ごした、京都三大伝統旅館のひとつ、炭屋旅館にて。

Practice! Improve! Study Hard! No Excuse, please ;)

「今後のキャリアについて、僕と取締役、友達向けに資料作って英語でプレゼンしてね。いい練習になるね :) じゃあ10日後に」さらっとそう話すAmerican Indianの彼は、共に高め合える最高のパートナーだ。この言葉を告げられた二ヶ月前の夜はさすがに開いた口が塞がらず唖然としてたけどね(笑)。これまで励んできた彼だからこそ知ってる世界を見たい。少しでも追いついて共感したい。多くの人の役に立てることを一緒にしていきたい。(以下、資料の一部ね)

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さて。帰る家すらも断捨離した、固執するものは何もない。この先のことは決めてないけど不安はない。二ヶ月後どうにでもできるだろう。

いまどんな状況?uncomfort zoneは自分との闘い。

ということで、自分の無力さを常に目の当たりにするという、人生最大のuncomfort zoneに身をおいている。心を粉々に打ち砕かれるため、精神状態は良好とは言いがたい(笑)。ひどいときには頭痛や胃痛、吐き気を伴うし、悪夢を見ては叫び起きたこともあった。二週間弱で涙と唾を飲み込んだ数は数え切れない。が、陰鬱ではなくいたって前向きだ。がっかりはするが恐れはない。

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※Los Cabos/Mexico:「天と地」

大海を知る努力を怠ってはいつまで経っても蛙は井の中でしかいられない。

それでいいのだ。傷つきまくればいい。そしてこれまでの驕りを反省せよ。何もないのに何か持ってると勘違いするな。大海の深遠たるを知らない蛙が井の中で甘んじることはとても怖いことだ。わたしには本当に何もない。人と比べて多いと言われるは、幅広い分野への好奇心と熱量、瞬発力と行動力、決断力/断捨離力くらいなものだ。多くの人を救いたいと思うのなら学が必要である。その点において無力であることは、想っているだけの有限不実行さを表し相反していて不誠実だ。だが、いま無いのならばいまから力をつければいいだけだ。

なぜ苦しみへと向かうのか?

一言で表すと、uncomfort zone/「哀」を克服し続けることで世界/視野を広げたいから。実体験として、「鬱」という名の「自分の弱さ」を受け止め愛し一年越しで乗り越えたことで、自分含め他者の深く傷ついた弱さをも受け止め愛せるようになった。このように体感/経験を通してでしか知ることができない世界がある。たくさんあるということを知ったわたしのVisionである”Empower every person to achieve more”の実現は、個々人の一身独立をもって叶ったといえると考えていて。世の中にはまだまだわたしの知らない世界にいる人がたくさんいる。知らない世界を体験し続け相手への理解を深めることであらゆる人のお力添えをしていきたい。心/志の強い人には言動や体験を通して背中で語り共に分かち合い、弱い人には手を差し伸べながら共に歩んでいきたい。(相変わらずふわっとしているが)

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※Boston/US: 「We are the world」Boston's Orpheum Theatreにて。

いまどんな環境/どんな人と一緒にいるのか?何よりも人間性の学びが深い

どこで何をしていても彼とのコミュニケーションひとつにしても言葉の壁にぶちあたり、言いたいことも伝えられないストレスフルな環境において、多彩な芸術作品と(わたしが勝手に)称している人格者な彼を筆頭に、類友なる彼の素敵な友達から奥ゆかしき人間性を学んでいる。涙が溢れるほど感激するあまり何も口にできなくなることもあった。一挙一動に感心させられ、自分の至らなさを痛感する。胸が痛いよ(笑)。彼らはMITやハーバードなど世界有数の名門校を卒業し学識の深さは言うまでもない上に、なぜこれほどまでに濃ゆい人間性を兼ね備えているのか?

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※Cambridge/US: 「Super Bowl Wiiiiiiiiin !!!」

(いまの)日本では体感できない世界がある

まだ仮説でしかないが、文化や宗教など様々に異なる背景を抱える仲間たちと共に歩んでいく中で、その背景を共に分かち合い/想い、理解やお力添えを試みてきた量と質が濃ゆいからではないだろうか。周りを見渡せば近しい文化で育ち近しい思考を持った日本人だけで構成された日本しか知らなかったわたしには、体感するのにはまだまだ時間を要する広く深い世界。彼に惹かれている一番の理由は、常に自分以外の多くの人々の幸せを願い行動する人間性だ。彼の頭の中にある「自分以外」とわたしの頭の中にあった「自分以外」の幅の差は天と地ほどの差があるだろう。世界を物事を知っている範囲が違いすぎる。学のなさが惨めさを生むことこの上ない。(USで子を産み、育てようと決めた。こどもには多くの人を愛し人想いに行動できる人物になってほしい。母もがんばらないとね)

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※Boston/US:「学問」Boston Public Library

言語の壁?それだけじゃないよね、忘れてはいけない視点

そんな溢れ出る人間性を備えた彼らと共に過ごせる時間はわたしにとって何よりも嬉しいプレゼントだ。だからこそ、彼らのその思考を吸収/共感したくてたまらなくなり、理解を深めるべくコミュニケーションを図ろうと尽力する。 が、その第一歩を築くコミュニケーションすらも英語という壁によって成せないため、その都度心が折れそうになる。それもぼっきぼきに(笑)。さて。勘違いしてはいけないがしやすい視点がある。コミュニケーションを図れないのは英語だけが課題なのか?という問いだ。政治や学問、未来について話をする彼ら。地球規模で考えろとはこのことかと。もし彼らが日本語で同様の話をしていたときに、共に議論できるほどにわたしに知見があるだろうか。答えはわかっている。圧倒的に足りない、その深遠たるは深海のごとく。もっと学びが必要だ。言い聞かせすぎてもう耳が痛い(笑)。

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※Boston/US: 「美」Isabella Stewart Gardner MuseumにてMusic Concertで心をやすめる。

自分を戒めるには覚悟が必要だ、comfort zoneは鈍化を伴う

いまの状況からいちはやく抜け出し、次のステージとも言うべき未開の世界を体感し、また次の次のステージを見たい。もちろん諦めるならいますぐでもできる。自分のcomfort zoneに戻ればいいのだ。でも、覚悟を決めてこの地に来たのだから、苦しみながらも努力し続けるしかない。

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※Los Cabos/Mexico: 「怒りと優しさ」

28歳のわたしはどのような世界/景色をどれだけ体験/体感できるのだろうか?

さて。28歳を客観的に捉えてみる。Bill Gates(61)はMicrosoft Corporationを20歳で、Mark Zuckerberg(32)もFacebookを20歳で、孫正義(59)はソフトバンクグループを24歳で、福澤諭吉は慶應義塾を23歳で創業している。(彼らに共通しているのは、次世代の人を支援する教育を中心とした仕組み(財団など)をつくっている点であり、わたしが成したいことのひとつだ) また最も身近な彼は、起業後間もなくしてForbesの30 Under 30で24歳で選ばれている。尊敬する人たちはみな、はじめの一歩は20代前半以前ということだ。28歳にして何も事を成していないわたしには時間がいくらあっても足りないということだけはわかる。言葉にすると一層ぐさぐさくるね(笑)。

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※Los Cabos/Mexico: 「すべてを包み込む光」

今日の過ごし方で、明日は将来は変わる。時間ほど貴重なものはない。

何よりも大切にしているのは「時間」だ。時間は命そのもの。半年前ウィルス性の病にかかり大病院の救急治療室で横になっていたとき「まだ生きていたい、健康的に」と頬を濡らしながら決意したことで、「生きる=時間」をより重んじるようになった。(その翌日、埋葬方法と散骨方法を決め家族に共有。死に伴う家族の負担に対する不安を消した) ゆえに時間の最有効化を図るべく、毎分毎秒をbest condition(感性もしくは思考が最大活性化する状態)にできるよう、日々の自己実験で調整しcomfort cycleの最適解を追及している。実は二年以上前から行っていることだったが、脳内の引き出しを開け、再意識するようにした。自己マネジメントを成せずして他者マネジメントを成せるわけがない。できたとしても説得力に欠けどこか信頼されないのではないだろうか。

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※Kyoto/Japan:「悟りの窓」源光庵にて。

時間の最有効化。具体的には何をするか?参考までに。

以前に増して、時間の遣い方は濃くなった。以下三点を目にし、めんどくさいことしてるなーという印象を受ける人は多いかと想うが(笑)、いまは無意識下なので煩わしさはない。当初できなかったことを意識し続ける中で、無意識下において習慣化したとき、脳内からメモを削除する。わたしの決して多くない脳内ストレージに常に新しい情報が入りやすくなるよう定期的に断捨離を行っているのだ。

    1. あらゆる非生産的な時間の断舎離。
      何に時間を割いているかをカレンダーに(90分単位でもいいので)記載して認識/自覚する。優先順位の低い時間=削れる時間から削っていく。わたしは髪型を人生で最短にし、服装をSteve Jobsを真似て黒のタートルネックを着まわしている。もちろん髪型にしても服装にしてもひとつひとつは大好きなものにして拘っている。(美容師はアーティストだ。Tokyoでは木村直人さんがおすすめ。10,000円/cutと値は張るがそれ以上の価値がある。San FranciscoならAki, LondonならTakuyaさんがおすすめ) どんな髪型にしようどんな服装にしようと考える時間が惜しい極力減らしたい。逆の発想で、変えたいと想ったときに考えればいい。

    2. 体をつくる根幹となる食と睡眠、運動の質量の調整。本目的は、思考感性の最大化。
      ー 食。常に体を軽くする(※体重云々の話ではない)ことで頭をすっきりさせることが目的。食べているもので体は成る。ベジタリアンになったので、野菜と水(湯)中心に、豆と乳製品、果物、適度な炭水化物を口にする。制限はしない、食べたいものを食べたいときに食べる。最適解を体感して以降、調整通り、自然と3リットル強の水と新鮮なケールを最も体が求めるようになった。London、Paris にいたときは最高潮で一日一食がbestだった。
      ー 睡眠。(連絡などで誰にも手を止められない時間など)集中力が高まる時間帯を長く保つことが目的。21,22時就寝、3,4時起床のjust6時間睡眠が最適解。体が覚えるまで必要な要素を追及したので目覚まし不要。
      ー 運動。トータルワークアウトでも食が9割運動1割と言われているようにまずは食事が大切。わたしは毎朝7時から彼とジムに行くことで体と頭をより軽くするようにしている。(USの朝の早さはわたしにに合う)

    3. 最も興味深い自己実験。
      どの時間に、どのような環境下(天候/場所/音楽/香り/コミュニケーション)において、どのような感情(喜怒哀楽/calm/tension)が芽生え、その中でどのような言動を繰り返した結果、どのような解釈が生まれたか、などをカレンダーやメモに記す。「何をしたか(行動)」ではなく「行動の結果、何を解釈として得たのか」が重要。一日の中でどのような解釈(output)を新たに生むことができたか。自分的に納得の行かない解釈しか導けないときはその過程を改善すべく、何が足りなかったのかなどを見直す。

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※Los Cabos/Mexico:「地平線」 Company Retreatで泊まった部屋。目覚める度に感動した朝焼けと夕焼け。

世界を視野に入れたいなら共通言語が必要だと体感する日々。

では、有効化した時間をどう活用するか。残りのBoston一ヶ月半で英語と初プログラミングを徹底的に学ぶことにした。なぜか?コミュニケーションをとる=相手(の仕事など)を理解する上で共通言語の必要性を感じているからだ。教科書を通して得た認知と体感では大きく異なる。四ヶ月前、New Yorkで「これが違いか」と体感したときの衝撃はいまだに記憶に新しい。それほどに必要性を強く感じるのだ。ということで、最近絶好調な友人真子ちゃんが運営するプログラミング学習サービス"TECH::CAMP"の一ヶ月間のオンラインコースに申し込んだ、楽しみで仕方ない。自分の知見を広げ、覗き見すらできていない世界を覗く中で大海に触れられる蛙となりたい。三年半前、一ヶ月半で体脂肪率を21%から15%に落としたのだから今回も自分に打ち勝てるだろう。胃液が逆流を起こし酸欠状態でふらふらになるまでひとりで追い込める筋トレはいまでは一番の趣味だが、英語も同じレベルで好きになれるといいな。

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※Tokyo/Japan: 「Wall」彼の来日時に紹介した表参道のBARにて。 

固定観念も思考停止もベストを尽くさないのも、自分への諦めだ。

自分に諦めるのは罪深い。なぜなら、自分に諦めはじめると一身独立からかけ離れていき、他者を快く応援することも手助けする心持ちも持てない、ましてや国を想う気持ちも持つことはむずかしいだろう。また、大海を知らず井の中の蛙でいるにもかかわらず視野を広げようとしないのは罪深い。想っているふりだけで行動しないのも罪深い。こうなったときの自分がこの世で一番きらいだ。これまでお世話になった日本に貢献すべく国力増加もしくは増加への道を拓く何かになりたい。いまのところ、体験を背中で伝えていくことしか思いついていないが。そのためにも事を成さないとね。

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※Frankfurt/Germany:「繋がり」

これまでの人生も、何もできない自分なりにuncomfort zoneを乗り越えてcomfortにしてきた。その結果、いまのステージ/uncomfortと向き合うことができている。いままでの経験が無ければこのuncomfortを認知することもできなければ認知しても直視することすらできなかっただろう。ようやくこのレベルのuncomfortを自分事化できるようになったことが嬉しい。これからはcomfort zoneに入ったと感じたら抜け出せるよう仕組み化していく。場所というよりは時間を共にする人がいかに重要か、そんなことが体感としてわかった日だった。来月どんな表情をしているのか楽しみ。来年は想像つかないね。今日の過ごし方で、明日は将来は変わる。いまできていないことへの後悔を次のステップへの後押しに変えていこう。No Excuse, please :) あー、ハーバード大に入って彼のような共に戦える仲間をつくり世界を救っていきたい。

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最後に。帰国時から背中を押し続けてくれたDaiさんに心から感謝をお伝えしたい。あなたがいたから歩めた。そして、愛するみんなへ。いつも笑顔をありがとう、何度も救われた。いつでも相談しておいで。hugするように包み込んで笑顔にする自信はあるよ。大丈夫、蛙のわたしにできてあなたにできないことは何ひとつない。断言できるよ。またみんなに会いに行くね、サードプレイスならぬセカンドプレイスへ。近況報告楽しみにしてるよ♡ Happy Anniversary! ちゃお!

四ヶ月間の世界一周を通して出逢った視点、今後進みたい道。人や動物、街、Burning Manありがとう。

”Art of my Heart”

心を美しく彩りたい。住むように旅をしたい。そんな想いで名付けた本旅のタイトル。気づけば世界一周し、四ヶ月の月日が経とうとしているね。ようやく一区切りついたので、総括を書くことに。どのような人や物、街に出逢い、そこから何を感じ考えたのか。そして、今後どう活かすのか。(あ、自分で撮った写真に名前をつけてみたよ。自分的新しい取り組み。

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※Amsterdam/Netherlands: 「静かな朝焼け」朝焼けや街並みの美しさに惹かれて毎日10km以上歩いてた

なぜ伝えるか、誰に伝えるか

愛華、いまどこで何してるの?最近の話教えてほしい」的ご連絡を連日複数いただくので、気にかけていただけていることへの感謝を込めて、友人へ向けて筆を執る。手紙を書くように伝えたいので、会話体で書くね。愛華らしいなーって笑いながら読んでもらえると嬉しいな。

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※Stuttgart/Germany: 「少年たち」親友の息子と男友達のように戯れてる絵、髪型/色は本旅で6回変わった。こちらは第五形態、笑。

結果だけを簡潔に伝えるとね

大きく三つ嬉しいことがあったよ。(気になるBurning Manなどは後半に書いてる。

  • 生きる目的が明確になり、今後どう生きていくかのVisionを定められたこと。ある程度明確レベルに。これから、2,5,10年プランをつくっていこうかと。心身快調でいられる状態を65歳だと仮定して、いま28歳なので、あと37年。この数字をどう捉えるかで動き方が変わるよね。
  • 心から尊敬できる人に巡り逢えたこと。人生ではじめてだよ。大切にしたい守りたい彼のすべてを受け止めたい包み込みたいだけではなく、彼のVisionを叶えるお力添えを全力でしたいと想えるほどに、思考感性など人間性のすべてに惹かれる人物に出逢えたのは。彼(みたいな人)を世の中に増やしたいな。
  • It's OK! あらゆることへの許容力が増したこと。起こった事象に対して「なぜ起こったのか、なぜ相手はあのような行動をとったのだろう」と思考で受け止めるようになると(感情で受け止めない)、自分に降ってきたことで許せないことはなくなったよ。いくつか笑えない笑うしかなかった話があるので後程、笑。加えて、いくつもの自己課題が改善し、いくつかの強みが向上したようには思う。

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※Munich/Germany: 「想いを受け止めたい」

いまはどこにいるの?いつ帰国?

Bostonにいるよ。二つの理由からEurope周遊を中断して、Donald Trump氏が次期米大統領に決まった翌々日から一ヶ月ほど滞在してるねん。Xmas前に帰国するよ。

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※Boston/US: 「歴史と知性の街が魅せる未来への光」MITやHarvardがあるCambridge側から見たBostonの夜景

今後、何するの?どこに住むの?

未定。来週中に方向性を固めるよ。わたし自身未来を楽しみにしてるから、一緒に楽しみにしてくれてると嬉しいな。

住みたい地域を見つけるのも本旅の目的のひとつでね、Boston/best, Tokyo, San Francisco, Kyoto, Seattle, London のいずれかに住む予定。品性と穏やかさあふれる人々が集う、清潔感と生活感が備わってる地域に住みたいな。それと、トランク二つ生活をはじめるよ。USやBurning ManでShare文化を体感し、自分だけの物を所有する意味を一層感じなくなったのよね。元々断捨離が趣味で所有物は少ないけど徹底したいなと。快調な身体さえあればいい

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※London/UK: 「世界のはじまり」5℃以下の寒さの中、朝焼け見たさにこの場所で2時間待ち構えてた、笑

なぜ旅をしたの?なぜ世界一周したの?

旅をしているという感覚は終始なかったのよね。一週間だけの予定が、恋した人と街にまた会いたくて四日間の帰国を経て、舞い戻ったという単なる愉快なお話にすぎなくてさ。なんともわたしらしいよね、笑。その後も同じように、会いたい人や街を訪れていたら、いつしか四ヶ月におよぶ世界一周の旅になっていたと。気持ち的にはね、恵比寿で友達に会って、表参道に移動して綺麗な街並みを見てるのと大差ない。

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※Paris/France: 「天使が舞い降りる場所」

出国当日にもらった、尊敬する友人からの一言が長旅へと導いてくれた

ずっと頭の片隅で微笑みかけてくれていた、「愛華ちゃんはさ、Globalな感覚を持ってる人やから羽ばたいてきてよ」 という言葉。自分自身はそんな感覚を持ち合わせているとは一切思えていなかったねん。だからこそ、なぜ彼がそう感じてくれていたのかが気になって、その世界を知りたい体感したいと想って、あらゆる人や街を訪れようと、あの日密かに心に決められていたようには思う。Thank you, Takatsugu!

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※San Francisco/US: 「能天気ガール」人生発のdraft teaをdraft好きの親友と飲んで、超ごきげん

旅で出逢った何かを一言で表すと?

Marcel Proustの言葉に集約される。新しい解釈(視点)を得たことやね。

The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes.

真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。 新しい目で見ることなのだ

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※New York/US: 「自然と造形物」The Metropolitan Museum of Artで5時間滞在した、また行きたい美術館NO.2

え、解釈?どういうこと?特別な何かなの?

そう、わたしが出逢ったのは、解釈やねん。え、人とかではなくて?ってなるよね。うん、わかるわかる。想像してくれているような、人や物、街に関しては後述するから一旦待ってね。

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※Burning Man/US: 「愛を呼ぶ場所」一番好きだったCamp

期待に反して恐縮やけどね、数年前から注力していることと大きくは変わらなかったんよね。日本にいるときから変わらず、人生という旅をしている、ということなんやろうね。でもね、これまでの自分でいれば確実に得られない何かを得られたよ。これまでわたしがいた環境に対して疑問を抱かず、その環境にのみ身を投じていれば気付けなかった何かって意味ね。言語化して伝えるのがとてもむずかしい、、場所云々が理由ではなくて、いつどこで何をするにしても、自分の心にあるmind/思考が肝となるんだなと改めて。では、数年前から注力していることとは?具体的にはどんな解釈に出逢えたのか?f:id:aika_kumamoto:20161213065314p:plain

※New York/US: 「今日もたくさんの愛をありがとう」ManhattanにあるCentral Parkで夕焼けを待ち焦がれた2時間

詳しく答える前に、問いかけさせてね

あなたは日々何と出逢っていますか?なぜそれに出逢っていると思いますか?

なぜこちらの問いかけをするか。理由は、早計に失してほしくないからだ。何事においても重要なのは、結果から垣間見えた一事象ではなく、なぜその事象が起きたのかという本質を知ること。目的次第ではあるが、旅は一手段にすぎない。心の奥にある注力したい何かに向き合い続けることで深さ/本質に出逢えることができる。いまは一旦頭の片隅に置いといてもらえるだけでOK。

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※Burning Man/US: 「Why」三年前に同アーティストの作品を見かけて惹かれた。「なぜ?」を追及して課題解決するのが好きだから。

数年前から注力していることとは何か?

自分への理解を深めるべく、自己実験と、自分および他者の感情と思考の分析をしていた自分は相手はあの時なぜそう感じそう考えたのかを追及・言語化し、意図的にその感情を発生させるにはどういった状況をつくればよいのか、など試行錯誤を重ねた。このために、二年間土日には人との予定を徹底して入れずお一人様を愉しんだ。おかげさまで、向上した力があって本旅では進歩したように思う。自己理解力と言語化、本質を見極める力、他者目線で考える力。過去の拙い文章が、未熟さおよび愚かさを物語っていて笑えない。。言葉は、思考や感性をを可視化して形として表現されたものやから、心がもろに表れるよね。当時なりの熟慮が浅はかだったために、不本意に傷つけてしまって人がいたらごめんなさいさせてください。

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※Burning Man/US: 「愛が人の心を救う、悲しまないで」感動して泣いた言葉。"The world would rather hug you than hurt you" 悲しんでいる人がいるならhugして救いたいよ。いま以上にhurtしないで。

新たな解釈って具体的にはどのような解釈だったの?

新たな解釈とは、新たに認識できた思考と感性が追加されたことによって得られた、新たな思考と感性=深化、を指している。また意味わかんないって思うかもしれないけど、笑。具体的には大きく三つ。

  • 社会課題の認識 - 特に、日本社会の課題
  • 自己課題の認識および改善- 課題は山ほどある
  • 生きる目的の定義確定 - 自己認識の深化と社会貢献

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※Burning Man/US: 「妖精たちに恋して」小学生時代に長年習っていたトランポリンを15年ぶりに愉しむ無邪気さ

明確になった生きる目的に沿って、今後の人生は、自分の時間を注ぎたい

"自分の心と向き合う" ことで、自分の幸せひいては社会の幸せを追求する人が増える。加えて、個々人が幸せを追及した後、そこから生まれた行動の結果として後世へ価値を残していく。そんな仕組みをつくりたい。この仕組みが、人類の進化ひいては広義での社会貢献に繋がると考えているから。自己認識の深化が他者へのお役立ちに繋がる。なぜなら、自己認識を深める過程自体が他者への理解を深めることに繋がるから。他者への理解がないうちは他者への本質的な貢献はむずかしい。では、深化はどうやってできるのか?体験から思考に落とし込むプロセスを繰り返す過程でしか得られないように想う。

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※Amsterdam/Netherlands: 「品格の鏡」朝焼け後の景色。清らかさと品性が語る品性。品格ってとても大切やと想う、人間にとって。

"自分の心と向き合う" ことで自分の幸せひいては社会の幸せを追求する人が増える。加えて、個々人が幸せを追及した後、そこから生まれた行動の結果として後世へ価値を残していく。そんな仕組みをつくりたい。

経営層から学生まであらゆる属性の多くの人から受けるあらゆる相談や、中学時代のいじめ体験および直近の鬱体験、過去の未熟さ丸出しBlogやYouTuberとしての活動でネット上で誹謗中傷を受けた体験から、数年前から「人の心の深層、真相」に触れる機会が多く、二、三年前から近しいことを考えつつ、本旅でようやくこの段階に落とし込めた。

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※Burning Man/US 「秋」

どうやって実現するの?

現社会および後世への貢献を考えた志の高いVisionをもった経営者と一緒に、わたしのVisionを叶えるべくともに歩みたい。孫正義育英財団をつくるような孫さんが理想的。圧倒的努力がまだまだ足りて着ないわたしが口にするのは恐縮そのものだが、この財団の想いに感極まったので言わせてください。

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※Amsterdam/Netherlands: 「陽のあたる場所へ」

具体策は?

  • 教育: 長期スパン
  • 都市環境: 比較的短期スパン
  • Technology: 浸透がより早い短期スパン

一般的な習慣として存在していない "自分の心と向き合う" ことを継続的な習慣としてあって当たり前なレベル(Technologyやあらゆる製品の軸として浸透しているレベル)に浸透させたい。なぜなら、"自分の心と向き合う" こと自体は手段であり、目的は、その先にある "自分の幸せひいては社会の幸せを追及して行動し結果として後世へ残していくこと"だから。浸透させるに至って、"自分と向き合う" ことの大切さの 「認知」、その後、「習慣化」「長期継続」、その先の "自分および社会の幸せ"へと繋がる設計をしたい

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※Amsterdam/Netherlands: 「天使の願い」

なぜ"自分の心と向き合う"なのか?幸せとはなんだろうか?

自分や自分にとって大切な人、その大切な人たちにとって大切な人、ひいては世界中のみんながもっと笑顔であふれるといいな。どうすれば笑顔になるのかな。心を解放し自分自身を愛せるようになればいいのかな。そんな社会を実現するために自分には何ができるのかな?の答えが少し前の夢『みんなの ”her” になりたい』だった。幸せの定義は人それぞれ異なる。だから、幸せってなんだろう?を知るためにも、自分と向き合い対話する時間をつくる習慣の設計が必要なのかなって

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※Amsterdam/Netherlands: 「平和」

無意識の意識化

他者との会話の中で(本人が無意識に選んでいる)言葉の使い方や表情ひとつにも(本人は気づいていない)本心が滲み出ている。だから、「いまの言葉どういう意味・意図で使ってる?」「なぜそう思う? 」と一緒に答え探しをする。その結果、相手の本意(心)を知り、その上で相手が今後叶えたい実現していきたい何かへの行動へと導くようにしている

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※Burning Man/US: 「深呼吸」

自分の弱さと向き合った先に出逢える、強さ

一日に使っている言葉の中でどれだけの表現が本音(本心から出た言葉)だろうか?胸に問いかけてみてほしい。本心じゃなくなっているのには理由がある。本音と建前論も然りだが、それよりも課題視しているのは、本心を自分でも気づけなくなっていたり、本心だと思い込んでしまってること。なぜこういった現象が起こるのか?過去の体験を能動的思考で落とし込めない(=失敗として受動的に受け止めている)場合、知らず知らずのうちに、その体験がトラウマとなり心に弱さをつくっている可能性が高いからだと考えている。それならば、「体験を能動的に変換できるような思考つくり」を提供したいなと。本心は自分の心を解放・向き合うことでしか見つけられない。自分と向き合うのは弱さと向き合うことでもある。だから怖い。だが、その怖さを乗り越え、過去といまの自分を受け止め愛する。その過程が人を受け止め愛することにも繋がる。

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※Burning Man/US: 「朝がきた」

人間が求めているものとは?

ずっと疑問視していた仮説がすっきりした。自己理解を深めたい(心と向き合いたい)のはわたしが内省好きだからだけなのでは?と長らく懐疑的だったのだ。が、Burinng Manという70,000人が心の開放と自己表現を求めて集まる世界的巨大イベントが30年間継続している事実と、現地で幸せそうな表情をしている多くの人々の存在を目にし、人間が本来求めている姿を垣間見えた気がした。

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※Yosemite National Park/US: 「優しさ」

Buring Manの十か条の根本理念

もしわたしが組織をつくるならCorporate Valueにしようと想うほど、わたしそのものだと想えるほど考え方が近い。以下の一部だけね。Burning Manに集まる人は次に書いている理念を信じて疑わない人=日常生活においても同様の思考を備えた人が集まってるよ。

  • Radical Inclusion どんな者をも受け入れる共同体である
  • Gifting 与えることを喜びとする
  • Radical Self-Reliance 他人の力をあてにしない
  • Radical Self-Expression 本来のあなたを表現する
  • Communal Effort 隣人と協力する
  • Participation 積極的に参加する
  • Immediacy いまを全力で生きる

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※Paris/France: 「造形美」朝、昼、夜ですべての景色が見たくて何度も訪れた

加えて。人間が人間として存在している意味とは?

これまでは他の動物と比べることが多く「考える」ことができる点に焦点が当たっていたが、これからAIと共存する時代においては「心で感じる」に再定義されるのではないだろうか。世界中の人々が心を解き放ち表現(形)することで、「いま」と異なる人間だからこその可能性が出てくるのではないだろうか、そんなことを思う。ということで、人間(人類、ヒト)として生まれたからには、人間が人間としてさらに輝くような、そんな価値提供をしていきたい(きっと意味わからないと思う、そして具体化もとてもむずかしい。

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※Burning Man/US 「解放した心だけがうみだせる空気」

さて。どこでどんな人や物との出逢いがあった?旅路は?気になる旅費は?

まずは旅路から。❤の場所が行き先。旅費は、、最後に書くね。世界一周と聞くと高額なように思うはずやけど、予想以上には低いかも?

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いい機会だったので、過去にバックパックや語学留学で行った場所、これから行きたい場所を印してみたよ。

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どこでどんな出逢いがあったか?

引き寄せ合うように毎日あらゆる何かに出逢ってきた。その中でも、象徴的な出逢いがいくつかある。素敵な出逢いばかりに導かれたのは、常に全力で自分や他者と向き合えていたことで、自分が自分を素敵だと想える状態になっていたからだろ。ここね、きっとくすっと笑っちゃうと思うんやけど、ほんまなんよね。引き寄せの法則は確実にある。そう、赤いポストを探していたから赤いポストが目に留まるように。思えば、これまでの人生もそうだった。切願していると叶っていた。まわりに集まる人も仕事も。

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※Silicon Valley/US: 「すべてはここから」本旅を最も象徴する出逢い、当時は知る由もない

思考と感性を磨いてくれた15の出逢い - 人、動物、街、時間

ひとつひとつの内容は濃く長くなるので、今後興味を持ってくれる人がいれば公開するね。途中まで書いてたけど小説みたいになった、というか小説として書きたくなった。(人様のお役に立つならが前提やけどね

  1. 夢「みんなの"her"になりたい」ができたきっかけ - San Franciscoへ舞い戻るほど夢中になれた人 - 「童心」 - San Francisco

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  2. ◯◯ doesn't matter で受け止める優しい街つくりがしたい、どうすれば? - openness, love, art, feeling, transformativeな街 - 「妖精たちが住む世界」 - Burning Man

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  3. 心の解放 - はじめて愛した女性 - 「コーヒーの妖精」 photo by. Nobuhiko Ohtsuki- Burning Man

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  4. 自己表現する歓びと官能の扉、新たな属性 - 進化を遂げあえた人 - 「鳥」 - San Francisco

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  5. 想像力と妄想力の先に見えた五感の景色 - 己をさらけ出させてくれた人 - 「理想の朝ごはん」 - Tokyo

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  6. artとcoffeeから得た審美眼 - 結婚生活をはじめて思い描かせてくれた人 - 「美しすぎて。」 - Seattle

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  7. 能動的、受動的。思考の大きな違い - なぜあなたはいまこの行動をとったの?を徹底的に分析・学習させてくれた人たち - 「少女から女性へ」 - San Francisco

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  8. 価値観の明確化 - 美しいという言葉が最も似合う、運命の人 - 「火星で会おうね」 - San Francisco

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  9. ガイア理論と哲学と地政学 - ヒトと動物の違い、地形の違いがうむ環境の違いとは、を考えさせてくれた犬と人と街 - 「Coolな女性が集まる街」 - Portland

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  10. 教科書では学べないリアル、体感しよう - 百聞は一見にしかずな街 - 「希望の光」 - New York

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  11. Comfortableの追及 - センスに一目惚れした異業種の人 - 「おはよう、朝だね」 - Boston, 2016 Forbes Under 30 Summit

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  12. 覚悟、あなたは今後何を成し遂げたいのか?- 時間と空間を捧げてもいいと想えるほど尊敬する愛おしい人、Bestであることや時間の貴重さを体感させてくれた人 - 「Human and Technology in MIT」 - Silicon Valley, San Francisco, Boston/Cambridge, New York, Munich, Miami

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  13. 助け合いや共感力が発揮する親密性 - また一緒に笑いたい世界一惚れた女性 - 「miss you, my fabulous」 - Belgium

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  14. 課題解決、究極の自分事化、Give and Take - 言葉の通じない電車停止事件 - 「Dead or Alive?」 - Mont Saint-Michel

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  15. コミュニケーションとは心そのもの、母は偉大だね - 子育てする親友と少年 - 「こぐまさん」 - Stuttgart

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  16. 補足: 好きなこと好きじゃないこと、大切なこと興味のないこと - 体験よりも経験に快感を覚え、「楽しい=幸せ」ではないと改めて気づけた時間 - 「年中夏空」 - Miami

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総括すると

得られた数々の解釈のおかげで、生涯を通して成し遂げたい将来の夢をより明確にできた時間だった。人間の心に焦点を当てたい、現社会および後世への貢献を考えた志の高いVisionをもった経営者と一緒に、わたしのVisionを叶えるべく、ともに歩みたい。過去からの流れからわかるように、本質や内容には変化はなかったね。ただ、漠然とふわっとしていた何かに解釈が加わったことで深さがでたのは自分的に大きな出来事だよ。以下、時系列で変化を。(使っている言葉の微妙な違いも当時といまの違いを表しているなぁと)

  • 2016/11/18: "自分の心と向き合う" ことで、自分の幸せひいては社会の幸せを追求する人が増える。加えて、個々人が幸せを追及した後、そこから生まれた行動の結果として後世へ価値を残していく。そんな仕組みをつくりたい』 

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  • 2016/9/20: 『みんなの ”her” になりたい。すべてを受け止めたい。人との出会いではなく、未知の自分との出会いを提供できる何かをつくりたい』 "her"の口に出した言葉ではなく、心と頭の中にある想いや考えを読み取り、全力で相手を受け止めるようなコミュニケーションが理想像。

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  • 2015/11: 『幼い段階で自走できる人を増やす社会の仕組みをつくり、後世に残したい』 この頃から、生きる目的は後世に何かを残すことだと捉えはじめた。

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  • 2015/10: 『意思をもった人を増やす社会創り、仕組み創りがしたい』 Microsoftへの転職直前に普段以上に短期間で深掘りした、仕組み創りを体験・学習することが入社目的だった。MicrosoftのMisson『Empower every person (and every organization) on the planet to achieve more.』 はとても共感している。

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  • 2015/5: 『思いやりのある人を増やしたい』 中学時代のいじめ、YouTuberとしての体験や二年間のBlog、一ヶ月間の一切笑えなかった鬱生活を通して、他人からの誹謗中傷への免疫力=(イケダハヤトさんもBlogに書いていらした、野口卓也さん語の)サイコパスな力がかなり身についたのでとても感謝している。と同時に、その行為の裏側にある心の悲鳴を発する彼らに貢献したいと思い、方法を考えていた結果。

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  • 2014/7: 『日本に貢献したい』 Cebuでの語学留学時に、日本という恵まれた環境へのありがたさを身にしみて感じた。

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※Amsterdam/Netherlands: 「栄光」Royal Palace Amsterdam、館内の階段を駆け上がったときに目にした景色は頭に焼き付いて離れないほど美しかった。

本旅で出逢った解釈を表す言葉をご紹介

わたしの言葉よりもすっと頭に入ると思うのでご紹介するね。偶然にも?本旅でようやく出逢えた解釈を言語化している学者がいらっしゃった。彼らの名言として知られている多くの言葉に賛同する。心より尊敬。

There are no facts, only interpretations

事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである

The search for truth begins with the doubt of all ‘truths’ in which one has previously believed.

真実の追求は、誰かが以前に信じていた全ての”真実”の疑いから始まる。

Every extension of knowledge arises from making the conscious the unconscious.

すべての知識の拡大は、無意識を意識化することから生じる。

Maturity consists in having rediscovered the seriousness one had as a child at play.

成熟とは、子供のとき遊戯の際に示したあの真剣味をふたたび見出したことである。

The real world is much smaller than the imaginary.

本当の世界は想像よりもはるかに小さい。

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※New York/UK: 「意外にも小さい街、地球」

  • Albert Einstein

Only a life lived for others is a life worthwhile.

他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ。

Few are those who see with their own eyes and feel with their own hearts.

自分自身の目で見、自分自身の心で感じる人は、とても少ない。

The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive. 

人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる

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※New York/US: 「創造してきた歴史」The Metropolitan Museum of Art

そういえば、せっかくのEurope周遊を中断して、なぜBostonへ行ったの?

質問を受けると思うので、先にお答えしておくね。二つの理由。

  • 彼氏にreluxとconcentrateな時間を提供したかったから。彼の叶えたいVisionが少しでも早くより良い形、大きなimpactをもって実現できることを心から願い、またそれが社会にとっても良いことだと考え、翼の一羽としてお力添えできれば嬉しいな、と想ったから。また、身をもって彼のmindを見習いなと。
  • 多くの人の想定を超え、次期大統領がDonald Trump氏に決まった日あらゆる解釈が飛びかった。が、US国民ではないため実状況の把握が困難=希望的観測をもって偏りのある発言をする、日本で流れるニュースや解釈には意味を感じなかったので、自分の目で体感すべく翌日に現地入りすることに。

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※New York/US: 「目が語る声」

気になる費用、どれくらい?

かなりざっくりと。価値を感じた何かへの対価としてお金というツールを使う。わたしにとって最も大切なのは時間と愛。だから時間と愛に対しては徹底的にお金を使う。人によって何を大切にしたいか何に価値を感じるかが異なるので、わたしと異なる感覚や状況の人には参考にはなりにくい。意見をもらったので書いておくが。

  • 宿泊費+交通費+参観費: 約85万円。
  • 宿泊費: 15万円。友人宅にほぼ泊めてもらってたので破格。
  • 交通費+参観費: 70万円。常に直前に確保したので割高。内Uber代+参観費の合計を10万円で算出。
  • 食費: 10万円強。かなり少ない方だと思われる。食費の算出に関しては普段の生活と同じで算出すればよいかと。なぜ安いの?と聞かれると、食事へ連れて行ってもらうことが多かったからかな。あとは、Europeではひとりで、Joel Robuchonへ複数回行ったり毎朝一流ホテルでbreakfast食べてたけど、一日一食生活だったのも理由のひとつかと。(心が満たされていたおかげで、食で欲を満たす必要がなかった)

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※Seattle/US: 「花と華」絵以外の造形作品で感動して泣いたのははじめて。世界中のChihuly作品を見に行きたいな。

質問があれば、いつでも。最後まで読んでくれてありがとう❤

ということで。自分の中では既に無意識下となっていることも多く客観性が欠けている可能性があるため、気になることがあれば気軽に教えてね。ただ、おすすめの何かを書くことにはいまは興味が無いので、今後も書かないかも。(寄稿なら検討の余地あり)最後まで読んでくれてありがとうね。また会おう、いつかどこかで。お互いが本当に会いたいと想っていたらいつでもどこでも、たとえ地球の裏側でも2日あれば会えるから。See you, my sweetie!

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あ、Vegetarianになったよ。

中途半端に想ってるだけなら気持ちを捨てた方がいい

週末に気づいたことがあった。「〇〇したいなーと思ってるふりはやめろ」と。

実現させるには行動するしかない。誰かが叶えてくれるほど世の中甘くないし、羨ましがるだけでは何年経っても状況は変わらない。中途半端に熱意をもつくらいなら、その気持ちを捨てろと。その中途半端さができない自分を苦しめて自分を好きじゃなくしてしまうから。潔くその気持ちごと断捨離しろと。そんなことを想った。

たとえば。「ショートカットの人かわいいなーしてみたいなー」と思うなら自分もすればいい。巨乳を横目に「胸がもっと大きかったらなー」と気にしたところでどうなるのと。大きくする方法を探して試すか、受け止めて愛するしかないのだから、コンプレックスという名の逃げに走らないでどっちか選択して前に進めと。「タンクトップが似合う人かっこいいなーなりたいなー」と思うなら、似合う腕にする努力をしろと。ほしいけど似合わないからと諦めそうになっている目の前の服を買って、鏡の前で何が足りないかを見つめて運動しに行けと。「〇〇さんから愛されたいなー」と想うなら、愛される魅力的な人間になれと。「今度会うの楽しみにしててねっ」と言えるほど「会いたい」と声をかけてもらえるほど、磨けと。行動もせずにほしがるなと。いまできていないことを自分以外の誰かや何かのせいにするなと。言い訳するなと。

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まーこれは全部わたしの話なわけで、笑。てことで、ショートカットにして、これまで手を出せなかった服と試してみたかった下着を買い、他にも自分に歯止めをかけている何かがあるのでは?と、心と向き合った。これまで中途半端にしてきた何かを物理的にも精神的にもすべて断捨離し、前に進むなかで自分を愛していくことにした。やらない後悔よりやる後悔。精一杯してだめだったらすくなくともいまじゃないってことで受け止めると決めた。

自分を受け止めて「いまのあなたの〇〇が素敵だよ」と自分にいくつもの〇〇を言えたら、自然体で輝ける気がしていて。ただ、そのためには、努力や工夫が必要で。努力や工夫があるから「がんばってるあなたは大丈夫だよ」って自分を受け止める後押しができるのかなって。自分と他者に対して中途半端に取り繕おうとして、自然体でいられなくて、無意識のうちに理想と現実の乖離に挟まれて、自分を苦しめてしまう人は多いように思うので参考になれば嬉しいな。(自戒を込めて)

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なりたい自分になるのに必要なのは熱意だけ。もはや誰やねん状態な一年弱前の写真と比較して。あらゆる断捨離をしたなあ。

京都のおすすめ処をまとめてみた

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そうだ 京都、行こう。より引用

「京都のおすすめ、教えて!」とよくご要望をもらうのでまとめてみた。大学時代の四年間と社会人の一年半の合計五年半いた間のメモ。基本的には京都初めて、2回目の観光者向け。通な人は既にご存知の処が多いはず。特におすすめを赤太字で記載。

川床

5~9月の期間限定。混乱する人が多いが、川床と納涼床は意味(わかりやすく言うと、場所)が異なる。川床は貴船と高雄納涼床は鴨川沿いにあるお店が期間限定で出す床を指す。山奥の川が真下で流れる中お食事するのって言葉に表せないけど、とてもいい。

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一休より引用

https://www.instagram.com/p/dLq0bTvlan/

納涼床

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一休より引用

納涼床はたくさんある。鴨川沿いにあるお店は、二条~五条まで幅広く存在するから。その中でお好きなお食事を召し上がることをおすすめする。以下、納涼床を探す際に参考になるサイト。

たくさんある中でおすすめは以下。

  • 鳥彌三 (とりやさ) - 河原町/鳥料理 [食べログ](出汁が絶品で塩分でのどがカラカラになりそうになるけどそれでも飲み続けたくなる。塩加減が絶妙。鶏皮のから揚げもたまらない。日本で一番好きなお店。予約必須。12,000円/人〜)↓写真

https://www.instagram.com/p/dO2FwmPlSi/

https://www.instagram.com/p/332eZdvlVO/

食事処

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THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTOより引用

https://www.instagram.com/p/dMT2TlPlbP/

https://www.instagram.com/p/32WFA_PlVo/

https://www.instagram.com/p/BDdbR6vvlXM/

抹茶、甘味処

https://www.instagram.com/p/-bal7NvlUY/

https://www.instagram.com/p/-bYzCLvlR8/

https://www.instagram.com/p/jDkrwPPlaQ/

https://www.instagram.com/p/BDdaiW8PlVG/

https://www.instagram.com/p/BAt7QXzvlR3/

https://www.instagram.com/p/BAtbcdnvlRc/

甘味処

https://www.instagram.com/p/tH2q5Mvldj/

BAR

https://www.instagram.com/p/BArhA6mPldb/

神社、寺

https://www.instagram.com/p/jDUcyFvlVc/

https://www.instagram.com/p/BAt5rhgvlQT/

参考までに。以前ライフハッカーに寄稿したライトアップの記事「そうだ 京都のライトアップ(秋)、行こう。」を。2014年の情報ではあるが、どこのお寺がライトアップしているかや開催時期などはざっくりと参考になるかと。

他の観光地

https://www.instagram.com/p/332YXEvlVC/

交通

基本的にはバスや自転車での移動が主な手段として使用されている京都ですが、旅行に行く際は(特に僻地に行く場合は)タクシー(MK)の利用がおすすめ。京都は広くないので、時間帯効果、費用対効果を考慮すると圧倒的に効率が良いため。ただ、道路の混雑は考えられるので時間に余裕をもったプラン作成がおすすめ。

地図

以下の地図で土地勘をざっくり把握して、宿泊日数・目的に応じてプラン作成するのがおすすめ。別途、わたしが考えた過去のプランをご紹介する予定。

観光MAP|そうだ 京都、行こう。〜京都への旅行、観光スポットで京都遊び〜

定番情報

実は、三年前にまとめた記事だったのだが、過去のブログを閉鎖したので再公開してみた。参考になれば嬉しいな。わたしも感性が追いついたら祇園の真髄を味いたい)

『シン・ゴジラ』 なぜ、どれだけ話題なの? 観た気になれる考察や豆知識をまとめてみた

話題騒然の映画『シン・ゴジラ~現実対虚構(ニッポン対ゴジラ)~』。多くの人は疑問だろう。おもしろい!とは思ったものの、なぜそこまで話題を呼んでいるか。どれほど話題を呼んでいるか。三度の鑑賞後、考察してみた。

どれほど話題を呼んでいるのかを数で比較

公開から3週目にして動員230万人、興行収入33億円を突破。これだけではピンとこない。どれほど大きな数字なのかを興行収入という軸で比較してみる。

  • 2015年公開の邦画洋画(合計1,136本)との比較。現時点で上から17番目に位置する。どのような作品がどれほどの興行収入を得ているのかを参考までに。
    • 邦画:1位『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』78億円、2位『バケモノの子』58.5億円、3位『HERO』46.7億円。
    • 洋画:1位『ジュラシック・ワールド』95.3億円、5位『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』51.4、9位『ターミネーター:新起動/ジェニシス』27.4億円。
  • 同監督(庵野秀明)作品との比較。最大のヒット作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、5ヶ月間の公開の結果、動員382万人超、興行収入53億円を記録。ちなみに、公開後9日目の時点で、観客動員数203万2147人、興行収入は28億円超を記録。

『過去興行収入上位作品』一般社団法人日本映画製作者連盟より引用

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映画『シン・ゴジラ』公式サイトより引用

なぜ話題を呼んでいるのか、ヒット理由とは

ヒット理由という名の魅力(公開時期や同時公開された他作品との比較ではなく)は、あらゆるメディアや評論家が書いているが、一言で表すなら「ポリティカル・フィクションというものを成立させた」という評論家 宇野常寛氏の言葉を借りたい。詳細は評論家・宇野常寛氏が語る『シン・ゴジラ』-この映画は99%の絶望と、1%の愛でできているを。

※ヒットした理由には、先の参議院選挙および東京都知事選挙の開催により国民の政治への関心が通常よりも高まっていることも関与しているのかなと。

あなたが内閣総理大臣ならどうする?全国民に観てほしい映画

日本のあらゆる問題を提起することで「変われよ、政府。変われよ、国民」と警鐘を鳴らしていた(ように感じた)作品。あなたが内閣総理大臣ならどうするか。これまで考えてもみなかった視点をもってほしいと国民に訴えかけているかのようだ。(最近政治について調べ考えているからかもしれないが、笑)ちなみに、政府に関して、実情と映画内で表現されている内容の整合性が気になったので、官僚の友人に確認もした。一部違和感のある箇所はあるものの、使用している言葉も含め総じてかなり忠実とのこと。

そもそも、ゴジラってなんなの? 従来のゴジラに興味がなくてもおもしろい

ゴジラは、災厄の象徴および風刺。初代ゴジラは先の戦争における東京大空襲、原爆(第五福竜丸事件がモチーフ)を暗喩し、本作は3.11の東日本大震災および原発事故を形容している。よって、ゴジラというキャラクターへの興味のなさが気にかかっている人は懸念を解消されてよいかと。

台詞や設定から考察してみた、問題提起(考察その一)

  • 1, 日米政治家トップの年齢差、理想と現実

一定数を占める二世議員の矢口(長谷川博己)が、10年後=50歳弱に内閣総理大臣を目指す姿を理想論のように描いている。また、役割は異なるものの内閣の中での階級が同様に高い、二世議員ではない赤坂(竹野内豊)との対比も伺える。(内閣総理大臣から赤坂への「二世議員は君が苦手なタイプなのではないか」的発言より推測)

ちなみに、歴代内閣総理大臣は、最年少が初代伊藤博文氏44歳、戦後最年少は安倍晋三52歳であり、現状戦後では40代総理大臣がまだいないことからも理想を評していると言えるだろう。一方、カヨコ(石原さとみ)が40代でアメリカ大統領就任を目指しているがこちらは現実的で、42歳が最年少、40代で就任している人が9/44名と20%強も存在する。

  • 2, 固定観念の強さからくる想定できない怖さ

矢口が最初の閣僚会議で「何らかの生物である可能性がある」と提唱するも、赤坂や年配の閣僚たちは「そんなことはあり得ない」と一蹴し聞き入れない。人の想像力なんてたかが知れている前提で物事は考えた方がよさそうだ、現に宇宙人に対する考え方にも差が出ているように。(エレベーターの中での矢口から大臣へ向けた発言「先の大戦では、旧日本軍の希望的観測、こうあってほしいという願望により、国民に三百万人もの犠牲者が出ました。油断は禁物です」が再度警鐘を鳴らしていると推測) 

  • 3, 会議の多さ、関与する人数の多さ

政府および大企業の組織的課題の象徴。緊急時にもかかわらず会議がないと何も物事が進まない状況そのものや、会議参加人数の多さが物語る。会議は想定された事象に対してのみ有効であり、非常事態においては効力が弱まる。今後起こりうる大災害や何らかの緊急事態を念頭に入れた、会議の代替策の模索が必要だ。(一般的な会社・組織では、不要な会議の削減や会議時間の短縮化、関係者に絞った会議の設定などが対策といえるだろう)

  • 4, 東京と地方の差、意識の差

3.11やその後東北と福島で起きた原発事故が、もし東京で起きていたら国の対応は異なっていたのではないか、という問いかけを暗喩。先の熊本地震も同様に。(記者二人の発言「地方は後回しですか」「仕方ない、GDPは東京が全国の17%を占め85兆円」から推測)

個人的には、東京を舞台にした本映画では自分事化しにくいであろう、地方の人がどう感じたか。いや、どう感じる必要があるか(何に課題を感じるか)が非常に重要だなと。東京一極集中ではだめだ、地方創生に一層励まないといけない!という視点で自分事化してほしいがメッセージだったのかな。赤坂の発言では「諸外国に手を借りなければ日本という国を維持できない」と想わせるものがあった。東京一極集中では日本自体を維持するのがむずかしいことを物語っているのかと。

  • 5,世界から見た日本(のリーダーシップの弱さ)

現内閣の政策のひとつである外交(世界の中心で動かす外交)が裏付けとして考えられるが、実際はどれほど深刻なのか。深く知りたいポイントである。(カヨコと飛行機で同席した同僚の「日本でも変われるんだな」的発言や「まさか日本が外交でうまくやるとはな」的発言から推測)

  • 6, 対アメリカへの考え

カヨコの性格や英語力が象徴的で海外メディアでの批判意見は当然ながらあった。英語力は特に国内でも批判意見が寄せられていたが、監督には敢えての考えがあったはず。実際は何を伝えたかったのか。5と同様に深く知りたいポイントである。本作は「政治」をリアルに伝えているため、かなり忠実だったと解釈。

  • 7, ゴジラと人間(政治家)の覚醒の速さの差

ゴジラが人間よりも速い段階で変貌を遂げていく姿がなんとも皮肉。ゴジラが早々に第四形態まで進化を遂げていくなかで、政治家の意識は緩やか変化(進化?)していく。ゴジラ出現時は通常の省庁間の縦割りや決断力に欠けた大臣が象徴的だったが、次第に従来の省庁間でのしがらみを捨て一致団結して物事を迅速に決めていく様子が最たる例だ。カヨコの言動(心境)の変化も同様の速度を表しているように思う。人間への期待の裏返しというか皮肉で、(変わってほしい)理想と(なかなか変われない)現実を最も表現しているように感じる。

  • 8, 現実対虚構(ニッポン対ゴジラ)

サブタイトルは皮肉のひとつで、現実=ゴジラ、虚構=(映画内での)ニッポンを示しているのではないかと解釈。現実のようにこのままニッポンが(人間が)変わらなければ、映画のように解決していく姿が虚構になってしまうよ、と訴えかけているように。相当穿った見方かもしれないが、苦笑。

  • 9, 放射能問題

ゴジラと変貌を遂げてまで放射能の危険性を訴えようとした日本人科学者の牧悟郎元教授。(最終シーンの尻尾アップは牧元教授の人体と仮説)そもそもなぜ政府は牧元教授の訴えに耳を傾けなかったのか。答えは、御用学者ではなかったからだろう。今後は御用学者ではなく様々な可能性をもって意見を聞く耳をもとうよ、という訴えだろうか。(御用学者三名と内閣総理大臣が、不要に終わった有識者会議を行っているところから推測)

※もはや妄想の領域だが。牧元教授の「わたしは好きにした」という遺書通り、最初からあの規模の破壊行為をもって、政府や国民の危機意識を高めようとしていたのではないかと。(遺書に解決へのヒントを加えることで政府の対応速度?や能力に少しの期待を寄せた上で、あの規模の損害になるように自ら設定していたのではないかと推測。それくらいしないと日本は動かないという意図があると解釈。そうだとすると半端ない皮肉)

  • 10, 平和ボケ大国日本の象徴

鬼気迫るなかで人間はどういう行動を取るか。命よりも何を守るというのか。大切なものだけ守ろうよ、という訴えにみえた。国としても緊急時にの対応を国民に強く訴える必要があるということなのかと。(ゴジラが近くまで迫りくる中で、家にいた親子三人が荷造りしている最中にマンションが倒壊するシーンから推測)

個人的に問題意識を強く感じた点(考察その二)

  • 11, 政府と国民との距離

前半のシーンでは言葉がすっと頭に入ってこない人が多かったのではないだろうか。理由は(官僚以外の)一般人が日常的に使う言葉ではない(+早口だ)からだ。普段も同様に、国民にはすっと入ってこない敢えてのわかりにくい言葉で説明していることで、国民の理解が追いつかず、溝が深まっているのではないかと考える。わかりやすく伝えることに特化した広報活動が必要だと感じた。(担当したい、笑)

  • 12, 危機意識

災害対策や他国からの攻撃、不明生物への対策状況が気になる。米国政府では、UFOや宇宙人など地球外生命体を目撃した時の公式な通報機関を発足させているが、日本にはあるのかな。防衛省が管轄しているはず。※国会会議録検索システムにて検索可能。

  • 13, 政治家の責任のとり方

終盤で矢口がカヨコに向かって「政治家は自らの進退をもって責任を取る」的発言をしている。現実でもそうだ。ただ、失敗したら交代すればいい的発想(や仕組み)、現状に甚だ疑問を抱く。そんなことを繰り返していたら、優秀な政治家が育ちにくいし、スピード感も鈍るのではないか。加えて、交代はあらゆるコストの無駄ではないか。一度委ねたら任せればいいのになと。

ちなみに、アメリカの大統領は1789年からはじまり、44人目がオバマさん。一方、日本の内閣総理大臣は約100年後の1885年からはじまり、62人もいる(安倍さんのように複数回なる人も数人いてこの数字)。背景は色々とあるはずだが、さすがにこの差を見れば一目瞭然。日本人のどういった国民性がそうさせるのか。

  • 14, 政府、省庁組織のスクラップ・アンド・ビルドが必要だがその方法とは

そもそも映画内の本対策は失敗だったのかという疑問。失敗前提の話をしているが、初盤の被災地見学時に赤坂が「完璧ではないが、最善は尽くしている」という発言をしているように、現体制においては最善は尽くしている。(予測可能なことに対して対策していないという意味では罪深いかもしれないが)本対策が失敗と仮定するのであれば、以後成功させるには、現政府、省庁組織のスクラップ・アンド・ビルドが必要だ。どうすれば実現できるのか。誰が仕切ればできるのか、既にこういった議論が広げられているのか、既に議論があるとすればどういった理由で実現に至っていないのか。興味深い。※大前提として、官僚は超優秀だし素晴らしい人たちだとわたしは考えている。

違和感を覚えた点(考察その三)

  • 15, 政治家の自己保守の象徴?

「政府に恥をかかせる気か」という内閣総理大臣の発言。記録に残る会議といえど、政府自身が公にしなければ(国民への公式発表の内容に加えなければ)政府以外に広まることはないはずだ。にもかかわらず、本言葉を使用する意味は、政治家の自己保守を象徴したかったのかもしれない。政府にではなく「現政府の◯◯として身をおくわたしに恥をかかせる気か」といった意味なら少しだけ理解ができるがそれでも若干の違和感がある。その上で、内閣総理大臣から国民への発表時に「万が一にも(ゴジラは)上陸しない」と誤った発言をしている点が滑稽で監督の意向が伝わる。

  • 16, 言葉の使い方(スクラップ・アンド・ビルド)

「スクラップ・アンド・ビルドでこの国は立ち上がってきた」という赤坂の発言。ゴジラ(戦争や災害)は能動的に廃棄したのではなく受動的に被害を被ったことで、立て直しが必要となったのであり、本来能動的に廃棄する際に使用する言葉である本単語は適切ではない気がする。

※スクラップ・アンド・ビルドの意味:老朽化して非効率な工場設備や行政機構を廃棄・廃止して、新しい生産施設・行政機構におきかえることによって、生産設備・行政機構の集中化、効率化などを実現すること。

興味深い点(考察その四)

  • 17, ゴジラには善悪はなく、人間が悪い

モチーフがモチーフなだけに当然なんだが、ゴジラ自体は善でも悪でもなく、ただそこにあるものとして描かれていたのが印象的。人間を悪としている。(尾頭ヒロミの発言「一番怖いのは人間ですね」から推測)SFは宇宙人が悪い的な描き方をしていることが多いので興味深い。

  • 18, 過ちを素直に認める誠実さから成る人間関係の構築

巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)事務局設立間もないタイミング(人間関係が構築されていない状況下)で同僚の発言を否定する場面があった。後に、否定した安田の想像力不足(誤り)だと判明した際に、安田が素直に「ごめんなさい」と謝罪した場面が印象的だった。この場面で優しい笑みを浮かべた人は多かったのではないだろうか。その後人間関係ができていき、省庁間の縦割りを気にせず力を合わせていく中で巨災対のがんばりが引き金となり功を称しゴジラ退治? に成功するわけで。素直に認め謝ることの大切さをさりげなく物語っていたように思う。大人になるとなかなかできないんだよね、素直になることが。

  • 19, 自衛隊の活動

普段知らない世界を目の当たりにできる点が興味深い。自衛隊の人、そのご家族にはぜひ観てほしいなぁ。お父さん、お母さんのがんばりを知れる数少ない機会。

その他(豆知識、聞き慣れない言葉)

  • 20、登場人物名

庵野秀明氏の奥方である安野モヨコ氏の作品から一部由来している。エンドクレジットに安野モヨコ氏の名前あり。

  • 21, レッドノーティスの意味

Red Notice、国際刑事警察機構が加盟国の申請により発行する通知。その国で逮捕状が出ている被疑者などについて人物を特定し、発見したら手配元の国に引き渡す方向で協力するよう各国に要請するもの。(カヨコから牧元教授を探してほしいと依頼を受けた後、警察庁?にて牧元教授の情報が入った袋を渡すシーンにて言及)

  • 22, 紙爆弾の意味

聞き流した人が多いかと思うが。省庁間で議論する際に大量の紙を投げつけるようにやりあう様子を指す単語。現在はあまり見ないとのこと。(廊下で三人の官僚が早口で話しているシーン(二度目)にて言及)

  • 23, 内閣官房副長官

キャリアが一名、国会議員が二名で構成される。矢口は国会議員の内の一人である。案外、矢口が国会議員の一人であることを理解していない人が多いのではないかと思ったので記載。

  • 24, キャスト

エンドクレジットを観て「え、どこにいたの? 」と思った人が多そうな人をいくつか。前田敦子:(冒頭)トンネル内にいた女性、野村萬斎:ゴジラ(の動き)役。KREVA:自衛隊関係者(橋の下敷きになった人?)。

以上。長すぎるね。結局、監督は何を伝えたかったのか。正直、作り手にしか本意はわからない。だが、自分なりに現状を咀嚼して考えて課題に対して行動に起こすことが大切だと改めて。自分が内閣総理大臣ならどうするだろう。感情移入はなく頭で愉しめる作品だね。

https://www.instagram.com/p/BIwsPIoh3nu/

そういえば、パルコのつくりこみ、すごかったなあ。

いまの日本の課題ってなんだろう? 話題の一億総活躍や地方創生が国政となった背景を調べてみた

そもそも国政ってなに?

「どうすれば日本をより良く(元気に)できるだろう?」と、現内閣が日本国の現状や課題から考えた対策案が国政(の施策)。

国政は自分のお金と関わっているって知ってた?

「政治(+経済)の話は(自分に関係なさそうで)興味をもてない(からよくわからない)」と感じている人は少なくないはず。 *1 なぜ興味をもてないか。本質的な理由は自分との関係性を見いだせないから(=自分事化できないから)だと思う。給料など自分(のお金(資産))と関係する話であれば興味をもつ人は多いはず。実は日本人なら誰もが関係しているのが国政なのにその事実を知らないからかもしれない。たとえば、国が政策にしている=国が力を入れている=お金が出やすいので、この仕組みに則ってビジネスした方が、支援がない時期にするよりは効率的なはず。具体的にどう関係しているかは追ってお伝えしたい。

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※『自民党ホームページ』より引用

今回はこれまで縁遠かったであろう国政の内容を知るきっかけとしてお役立ちできれ幸い。加えて、理解を深め活用していくなかで、ご自身のために日本のためにいまよりも良い状況を一緒につくろうと想える人が増えるといいな、と願いを込めて。

『安倍内閣総理大臣施政方針演説』から読み解く、日本が向かう先

内閣総理大臣施政方針演説、聞き慣れない言葉かもしれない。内閣総理大臣が国会(衆議院および参議院の本会議場)の冒頭に、内閣を代表して国政全般にわたる基本方針について演説することをいう。以下、演説内容をわかりやすくお伝えするので参考までに。

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※『PRODUCTCLUB』より引用

現状、課題(Why):デフレ危機を前に経済成長を活性化させる方法を考える

  • 状況:近年世界経済に存在感を示していた新興国の経済成長の鈍化により、デフレに陥りかけている。これまで経済を牽引してきた*2日米欧もその影響を受けている。世界および日本のためにもこれ以上の世界経済の悪化を防ぎたい。では、何をする必要があるのか。G7*3 の一国およびGDP*4 世界第三位に位置する経済大国日本として国内外に対して何をすべきか。対策を考えなくてはならない。
  • 背景:新興国の経済成長鈍化の原因とは。「より安く」生産できる地(安い労働力や緩い環境規制)を求め、これまで新興国への投資が拡大していた。その結果、お金が生み出される仕組み(工業化が進み働き口が増え賃金収入が増える仕組み)ができたことで新興国に大きな市場(取引)が生まれ、世界経済に存在感を示すほどまでに新興国の経済が成長した。ただ、こちらのタイプの経済成長はゆくゆくはデフレを引き起こす可能性が高く現状のまま進めていくのは危険だ。*5 では、どうやってこのデフレ状況を打破するか。今後の経済成長を活性化させるためには別の方法を考えるしかない。
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    ※『PIXTA』より引用

対策(How):イノベーションを次々と生み出せるような経済社会システムを創る+外交で他国との連携を深める

  • 今後の経済成長を活性化するためにはなにをするべきか。その手段として、イノベーションを次々と生み出せるような経済社会システムを創る。なぜか。イノベーションによって新しい付加価値を生み出し持続的な経済成長を確保できると考えているため。デフレ型経済成長を引き起こしてしまう「より安く」という手段ではなく、「より良い」となる手段で、経済活性化させたい。*6
  • では、イノベーションを生み出す仕組みはどうやってつくれるか。地方創生、一億総活躍だ。

具体策(What):地方創生、一億総活躍、外交

詳細を割愛して方針内容だけ掲載する。詳細は追って理解を深めていきたい。

  • 地方創生

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  • 一億総活躍

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  • 外交

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※三つとも『自民党ホームページ』より引用

参考、『安倍内閣総理大臣施政方針演説』の原文

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※『第百九十回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説』より引用

蛇足、わたしが思ったこと

f:id:aika_kumamoto:20160731215042p:plain本施政方針が現状の課題に対してBestかどうか、そもそも現状の課題認識自体が優先順位的に的を得ているのか(緊急度と重要度ともに高い課題なのか)、今後はそういったすべてにおいて「なぜ」を追及して考えていきたい。(超優秀な官僚のみなさまが、一国民では知り得ないようなあらゆるデータをもってして算出した結論なので敬意こそあれど否定的に捉えているわけではない前提で) また、大前研一さんのように「一億総活躍社会の実現は不可能、アベノミクスの失敗を認め抜本的な税制改革に取り組むべきだ」といった、賛否両論に加え建設的な意見を述べる人が増えて、国内で有意義な議論が増えればと願う。自分にはなにができるのかは別途考えたい。(オバマさんのような聴き惚れる演説にできるといいなあと思ったり)

最後に

1.3億人いる日本人の中に国政を認識、理解している人がどれだけいるだろうか。わたし自身、深く意識できいなかった多くの中のひとりだ。直近の東京都知事選がきっかけで、東京都の課題や課題解決のための政策だけではなく、日本国の政策(国政)を詳しく理解したくなっている。ただ、注意としては情報は知っているだけではあまり意味を成さない。本を読んで知った気になるのと同じだ。得た情報を活用する中でご自身にとって日本にとって有意義な何かとなる一助になれば嬉しい。自戒を込めて。

*1: あくまでも仮説だが投票率の低下が根拠のひとつとして挙げられる。投票率に関しては各国と日本国内の推移を別途記載予定。

*2:過去形にしている理由。G7が占めるGDPの世界における割合は、1980年代後半に70%近くあったものの、中国やインドといった新興国(BRICs)が台頭したことで現在は50%を切り、力関係が変わろうとしている。ちなみに、BRICs(Brazil, Russia, India, China and South Africa)が占めるGDPの割合は21.9%となり、20年で14.6%も上がっている。その内、GDP第2位の中国だけで世界全体の約13%を占めている。『よくわかるG7 世界シェアと勢力』より引用。

*3:G7とは。アメリカ、日本、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、カナダの7つの先進国を指す。役割は、国際的な経済および政治的課題解決の牽引。それらの課題を討議する主要国首脳会議(国際的な首脳会議のひとつ)を年に一度開催。

*4:Gross Domestic Product、国内総生産。GDPの金額の大きさ(割合)が、世界における影響力の大きさ(割合)と近しくなる。ざっくりした簡易説明のためご了承いただきたい。

*5:デフレ型経済成長が生じる理由として、労働コストの上昇などが挙げられるが、現段階ではまだ本質的な理解がわたしが追いつけていないため、今後機会があればご紹介したい。いま世界恐慌を勉強中。

*6:一章の最後で、急に話がグローバル観点から国内観点に変わった印象を受けたため、ここから先は文脈から読み取った仮説となってしまう旨をご了承いただきたい。こちらの対策を立てる意図は、先進国におけるひとつの成功事例として仕組みを発展途上国に輸出(展開)することを目的としているの可能性がある。他の国で適応するか否かはわからないが、それは輸出時にグローカライズすればいいと考えているのかもしれない。また、新興国ほどではないにしても、国内での起こっているデフレの原因も同様に「より安い」になっていることが起因しているという背景があるのかもしれない。だから賃金向上が課題にも上がっているのかなと。不明点が多すぎるので追々調べる。